製作した作品を紹介していきます。
(こちらに載せている作品はご依頼主様に掲載の許可をいただいております。)
・オリジナルキャラクター
・サイズ 約25cm
・2024年03月 完成
・造形/彩色 ネントク
まずはお顔のラフ造形から。後でいくらでも修正がきくので、この時点ではあまり深く考えずに
大雑把に作ります。
瞳はデカールで表現しました。
イラストデータはアイビスペイントで作成。
フィギュア素体を造形。
ポーズに関しては事前にご依頼主様よりご指定いただいていたので、とてもスムーズに製作することができました。
実は今回一番時間がかかったのがポンチョの造形でした。ポンチョのなびかせ方をああでもないこうでもないと調整を重ねて、フィギュアとして一番ベストな“なびかせ”を探すのに苦労してしまったんです。
でも苦労した甲斐があって、最終的にはベストな“なびかせ”を表現できたのではと思っています。
パンツの縫い目部分は針で等間隔に穴を開けて表現しています。単純な細工ですが個人的には結構縫製されてる布っぽさを再現できたんじゃないかと思っています。
また、パンツのファーにはエポキシパテを使いました。
あとで表面処理することを考えたときに、細かいモールドのパーツを石粉粘土で作ってしまうと、毛羽立ちを消すのにとても時間がかかってしまうためです。
その他包丁パーツや、折れやすいであろう部分はエポキシパテで作って強度を保たせています。
台座はアクリルで製作。
アクリルの板に軸となる棒を差し込んでいます。
出来た原型にサーフェイサーを塗った状態です。
磨きや塗装をしやすいように9つのパーツに分割してあります。
塗装はエアブラシで行いました。
髪の毛は黒をベースに塗り、上からハイライトとしてダークブラウンを入れています。
肌の色はレッド・イエロー・ホワイトを調色して塗りました。
口の中はマスキングをして塗る必要があるので、エナメル塗料を使用して、はみ出しがあったときに修正しやすいようにしました。
ポンチョはレッドブラウン、インナーはブラック、パンツはベースにブラックとブラウンを調色して塗り、シワの部分だけ少し明るめのブラウンを吹きました。
ブーツにはサーフェイサーブラックを塗りました。もしかしたらサーフェイサーを着色塗料として使うことは邪道(?)なのかもしれないんですが、足裏は常に台座に接地する部分なので、塗装剥げ防止の目的でサーフェイサーを使うことにしました。
ファスナー部分にはフラットアルミ(シルバー)を吹いてます。
アニキャラ風フィギュアの造形は初めてだったので実はかなり緊張しながら作っていました。
デカールを使うのも初めてだったので凄くいい経験にもなりましたし、今後の作品づくりの幅がとても広がった気がします!
そしてなにより、ご依頼主様に喜んでいただけたので良かったです🙌
今回オーダーいただいた【包丁戦士】というキャラクターは、ご依頼主様が書かれている小説に登場してますので、是非小説のチェックも宜しくお願いいたします👇
ボトムダウンーオンライン ~料理人になりたかったのに趣味のPKのせいで周りから蛮族呼ばわりされハブられている俺。しかし本当はMVPプレイヤーで!?包丁一本で人権のないこのゲームをきりひらく~
以上、【包丁戦士】フィギュアのご紹介でした。
こちらの作品は、ネントク工房を立ち上げるにあたり、見本として製作したペットフィギュアです。
知り合いのワンちゃんをモデルに作らせていただきました。
サイズは約25センチで、製作期間はおよそ一ヶ月半ほどでした。
このワンちゃんがモデルです。名前はレナちゃん。チワワの女の子です。
いつも気持ちよさそうにお目々をとろーんとさせているので、そこをフィギュアでも再現できればとこだわりました。
造形は石粉粘土で行いました。
最初に顔から作り始めます。
レナちゃんは大きなお耳も特徴的。
芯材には発泡スチロールを使用しています。
おすわりのポーズで作成。
レナちゃんのお洋服も造形で表現しました。